こころ花のビタミン絵・美・詞

自然の美しさも、造形作品の美しさも、人間の心を安らかに慰め、洗い清め、励まし力づけてくれる親しさがあります。だからこそ人間は美にあこがれ美を愛するのでしょうか。

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文明と文化

文明とは何か
自然を死なせる力である
文化とは何か
自然を生かす力である


                           宗 左近 (詩人)


2010-10 002

短冊 「蕪村の句」 梶原 嫦人
「山は暮れて野は黄昏の薄哉」





2010-10 003

伊賀釉可和羅皿  渡辺 一紳  H6.5×W26.5





2010-10 001

「トワイライトメモリー」  原 希実子  51.0×41.0




食することで無病息災を願う「春の七草」と違い「秋の七草」は眺めて楽しむ。
「花」といえば春だが「花野」といえば秋だというのが面白い。
花野を散策して短歌や俳句を詠むことが古来より行われて来た。秋の七草
(ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ)は
千年以上も前に山上憶良が詠んだことに始まり秋を代表する七種の花として
知られるようになった。昨今では撫子や桔梗、女郎花、藤袴等は庭先で美しく
手入れされた花を見かけることはあっても薄や萩、葛の花等は山里まで足を
伸ばさないとお目にかかるのは難しい。


日本の秋の情感をこの上なく育んできた薄。
徳富蘆花の「自然を人生」に収められている一文。
「葉も穂も白く枯れて夕風に乱れ夕日に閃ける固に好きも余は更に其の新に
穂を抽ぐ頃の美しきを愛す」
いささかの感傷に沈みながら薄に託した日本人の詩情が思い描かれている。



2010-10 004



萩と薄こそが日本の秋を告げる。けれど何といっても薄であろう。
「薄」こそ、日本の美「幽玄」「艶」を象徴しているからである。

山は暮れて野は黄昏の薄哉  (与謝蕪村)



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